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» 2005年08月26日 08時05分 公開

Intel、ユーザー認識プラットフォームの研究を披露

Intelは研究段階の「ユーザーが誰であり、どこにいて何をしたいのかを自分で予想する」インテリジェントなプラットフォームを披露した。

[ITmedia]

 米サンフランシスコで開催のIDF(Intel Developer Forum)では3日目の8月25日、Intelが研究を進めている「ユーザー認識」プラットフォームについて、上級フェローのジャスティン・ラットナー氏が紹介した。

 現在の電子機器は利用方法や用途、利用者について、ユーザーが指示を出さない限り自分では認識する術を持たないが、これに対してユーザー認識プラットフォームはユーザーが誰であり、どこにいて何をしたいのかを自分で予想することができる。デジタルセンサーで周囲の状況と自分の行動を認識し、ユーザーのニーズを理解し、ほかの電子機器と協調してユーザーのために行動する。

 Intelの構想では、こうしたインテリジェントなプラットフォーム実現のためには1つのプロセッサに数十から数百の省電力コアを搭載する必要がある。各コアが個々にあるいはクラスタとして機能して、視聴、ネットワークセキュリティ、ゲーム、コマンド認識といったタスクを実行。仮想化ソフトを使ってそれぞれのコンピュータリソースに割り当てられたタスクの間に仕切りを作り、相互に干渉を引き起こさないようにする。

 このようなユーザー認識プラットフォームの活用例として、カーネギーメロン大学との共同研究プロジェクト「Diamond」では、直感的な画像検索アプリケーションの研究を進めているという。

 また、機能に支障をきたすような問題があれば反応できるよう、周りの状況を感知するためのセンサーも搭載。ラットナー氏は個々のデバイス内部にネットワーク認識機能を組み込み、ワームが最初に感染した段階で攻撃を食い止める方法についてデモを行った。Intelでは各デバイスがネットワークトラフィックの健康状態をインテリジェントに監視してワーム感染を食い止める「Circuit Breaker」プロジェクトの研究を進めているという。

 IntelではOEM、独立系ソフトベンダー、デベロッパーなど業界各社と協力して、ユーザー認識コンピュータ構想の実現を目指す方針だとしている。

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