Siebel Systemsが米証券取引委員会(SEC)の公正情報開示規制に違反したとして訴えられていた裁判で、ニューヨーク州南部地区米連邦地裁がSiebelの請求を認め、訴訟を退ける判決を言い渡したと、Siebelが9月1日発表した。
この訴訟はSECが2004年にSiebelを相手取って起こした。Siebel幹部が2003年4月にアナリストとの会合で、同社の業績予想に関する以前の声明について繰り返したのは、公開企業が「一般に公開していない実質情報」を限られた相手にのみ公開することを禁じた規定に違反すると主張していた。
これに対してSiebelは、この問題に関するSECの規制執行には問題があり、この規定自体、言論の自由を定めた米国憲法に違反するとして訴訟の却下を求めていた。
Siebelによれば、判決では憲法判断には踏み込まないまま、Siebelの主張を認めて同社および幹部の潔白を認定、SECの訴えを退ける決定を下した。
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