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先週の記事に見る、IT業界の優勝劣敗News Weekly Access Top10(2005年8月28日−9月3日)

» 2005年09月05日 18時22分 公開
[岡田有花,ITmedia]

 先週は、米Apple Computerが7日に発表する新製品が何かを予測する記事が1位、2位にランクインした。「iTunes携帯」「ビデオ版iPod」「フラッシュメモリ版iPod mini」――さまざまな憶測が飛び交っている。

 AppleがiPodで大きな注目を浴びる一方、8位にランクインしたのは、携帯音楽プレーヤー「Rio」の販売終了のニュース。8月には携帯音楽プレーヤー「V@MP」で知られるNHJが自己破産するなど、Appleという巨人の陰で淘汰が進行している。

 薄型テレビの競争も激化している。9位の記事は、薄型テレビで出遅れたソニーがブランド変更で再起をはかるというもの。「WEGA」ブランドを「BRAVIA」に変え、イメージを一新して戦いに臨む。しかし薄型テレビも価格競争が激しく、すでに消耗戦の様相だ。

 6位の記事は、激化する国内ネット宿泊予約業界の競争を描いた。トップを走る楽天トラベルを、リクルートやヤフー、ベストリザーブが追いかける。ベストリザーブの小野田純社長は「公正な競争が行われる限り、業界は良くなる」と、競争を前向きにとらえている。

 公衆無線LANも、競争がやっと本格化してきた。月額525円という低価格を打ち出したライブドアに続き、ヤフーが月額304円のサービスを発表したという記事が10位にランクイン。伸び悩んでいた公衆無線LANが普及期に入りそうだ。

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