ジャパン・デジタル・コンテンツ信託(JDC信託)は9月6日、深田恭子さん主演の映画「天使」を運用対象とした個人投資家向けファンドの募集を11月から始めると発表した。
ファンドは「シネマ信託〜天使〜」。過去の「アイドルファンド」などで使った匿名組合出資と異なり、信託方式で出資を募って組成する。
映画「天使」(宮坂まゆみ監督)は桜沢エリカさんの人気漫画が原作で、深田さんが天使を演じる。製作は、「下弦の月」などで知られるセップが担当し、2006年新春の公開を予定している。
セップなど3社が製作委員会を組み、総事業費は約3億円。セップは製作委員会の著作権持分をJDC信託に信託設定し、信託受益権の一部をファンドに売却するなどして総額約1億5000万円を調達するスキームだ。
ファンドの募集単位は1口5万〜10万円の予定。元本割れリスクは免れないが、出資額の約3分の2が全収益から優先的に回収でき、デット性の資金供給と言えるため、ある程度リスクが抑えられた投資商品だとしている。
JDC信託は信託財産総額の数%を信託報酬として受け取る仕組みだ。募集はジェット証券を通じて行う。
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