アジアのLinuxベンダー3社の共同プロジェクト「Asianux」は、10月に日本で行われる会合で、合弁企業設立の計画を検討する予定だ。
合弁企業は3社――中国のRed Flag Software、日本のミラクルリナックス、韓国のHaansoft――がAsianuxを新たなアジア市場に拡大するために協力する方法の1つとして浮上した。
この案は、10月に東京で予定されているAsianuxメンバーの会合で話し合われると、Red Flagの広報担当マギー・ニー氏は語った。「最終決定がどうなろうと、われわれの目標はAsianuxの開発をさらに促進することだ」
現時点では、3社はパートナーとして協力し、Asianuxディストリビューションを共同開発するためのリソースを出し合っている。各社はこのディストリビューションをそれぞれのブランド名で販売している。最新版のAsianux 2.0は先月発表され、英語、韓国語、日本語、中国語の各バージョンが提供されている(8月26日の記事参照)。
韓国での成功――同国では最近、Asianux 2.0が全国レベルのデータベースプロジェクトに採用された――に鼓舞され、Asianuxのメンバーは、アジアでもっと大手顧客を獲得し、またプロジェクトを拡大してインド、マレーシアやシンガポールなど東南アジア国家のパートナーも加えたいと語ってきた。
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