米Microsoftは9月15日、メンテナンスプログラム「Software Assurance」の拡充を図り、8項目の特典を導入・強化すると発表した。一部を除き、来年3月から提供開始の予定。
ソフトライフサイクルの計画、導入、利用、メンテナンス、移行という5段階を通じて同プログラムで提供する特典は、これで計18項目となり、サポートとアップグレードしか含まれない通常のメンテナンスプログラムの域を超えた、もっと包括的なプログラムになると同社は説明している。
新しい特典として、計画段階ではMicrosoft認定パートナーやMicrosoftコンサルティングサービスの専門家を派遣し、顧客のデスクトップ導入プランの立案を行う「Desktop Deployment Planning Services」と、Microsoftが開発した定義済みサービスを認定パートナーを通じて提供する「Information Work Solution Services」を導入する。
利用フェーズではSoftware Assurance独自の特典として「Windows Vista Enterprise」を、来年秋のWindows Vistaリリースに合わせて提供。これには重要なデータを保護するFull Volume Encryptionが含まれるほか、Virtual PC Expressによってレガシーアプリを仮想マシンで実行できるようにする。
メンテナンス面では年中無休のサポートサービスを導入し、Software Assuranceの対象となる全製品について障害が起きた場合、電話で24時間サポートを受け付ける。
移行支援では、ホットフィックスを必要とする顧客のための「Extended Lifecycle Hotfix Support」を今年7月から導入済み。来年3月にはレガシーOSを実行しているPCのセキュリティ・管理上の懸念に対応した「Windows Fundamentals for Legacy PC」(コードネームEiger)と、ライセンスを新しく購入せず差額を支払うだけで標準版からエンタープライズ版に切り替えられる「Enterprise Edition Step-Up License」を導入する。
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