VIA Technologiesは9月27日、セキュアな仮想ドライブアプリケーション「VIA StrongBox」を提供開始した。これに併せ、同社は今週開かれるHack in the Boxセキュリティカンファレンスでハッキングコンテストを行い、この技術を破った人物に5000米ドルの賞金を出すと発表した。
VIA StrongBoxはC7およびC7-Mプロセッサの「VIA PadLock Security Engine」を利用し、軍用クラスのセキュリティアルゴリズムでローカルストレージデバイス内のデータをリアルタイムで暗号化できる。
同技術は、最大40Gバイトのファイルを10個までの仮想「StrongBox」ドライブに安全に格納する。ロックされていないStrongBoxドライブでは、ほかのストレージと同様に情報を保存し、取り出せるが、このドライブをロックするか、コンピュータをシャットダウンした場合、VIA StrongBoxはすべての中身をリアルタイムで暗号化する。暗号化にはSHA-1とAES 256ビットのアルゴリズムを組み合わせて用いる。
今週マレーシアで開かれるHack in the BoxカンファレンスのOPEN HACKコンテストでは、今年はVIA C7-MプロセッサとVIA StrongBoxを搭載したノートPCがターゲットとなる。最初にVIA StrongBoxのプロテクトを破ってノートPC内の文書にアクセスした参加者に、VIAから5000ドルの賞金が授与される。
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