プリンタ用インクカートリッジの特許権に関してキヤノンとリサイクル・アシストが争っている訴訟の控訴審で、知的財産高裁はこのほど、裁判官5人による大合議で審理することを決めた。
大合議は、早期に司法判断を統一する必要がある重要な特許訴訟などが対象で、今回で3件目。ジャストシステムと松下電器産業が「一太郎」「花子」のアイコンをめぐって争った訴訟の控訴審で初めて採用された(関連記事参照)。
キヤノンは、リサイクル・アシストが輸入販売している、使用済みカートリッジにインクを詰め直した商品に特許を侵害されたと主張。一審の東京地裁判決は、新品のカートリッジが販売された時点で特許権は消尽しているとして侵害を認めず、キヤノン側が敗訴した。
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