日立製作所は、POWER5+を搭載した科学技術計算向けコンピュータ「SR11000 モデルK1」を10月7日から出荷する。北海道大学が採用し、来年1月から理論ピーク性能5.4TFLOPSで稼働する。
1ノードに同プロセッサ(2.1GHz)を16個搭載し、最小4ノードから最大512ノードまで幅広く構成できる。最大理論ピーク性能は68.8TFLOPSと世界最速レベル。同社独自の並列か技術により、ベクター型プロセッサに匹敵する性能を発揮するという。メモリ性能の強化で実効性能も向上させた。OSはAIX 5L。
北大は情報基盤センターに40ノードを設置する。理論ピーク性能は従来の「SR8000」から21倍、メモリは16倍の5Tバイトに強化される。
価格は2億7720万円(税込み)から。高エネルギー加速器研究機構などからも受注しているという。
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