「P2P匿名化ソフト」うたってスパイウェア配信の業者摘発
P2Pのファイル交換が匿名になるとうたった無料ソフトでユーザーをおびき寄せ、スパイウェアやアドウェアをこっそりインストールしていた業者に対し、米連邦取引委員会(FTC)は10月5日、恒久禁止命令を言い渡すようニューハンプシャー地区米連邦地裁に申し立てたと発表した。
摘発されたのはOdysseus Marketingと経営者のウォルター・ラインズ氏。FTCによれば、「恐れることなく音楽をダウンロード」「レコード会社を勝たせるな」といった広告で無料ソフトのダウンロードを呼び掛けていた。
しかしFTCによれば、このソフトを使ってもファイル交換が匿名になることはなく、「Clientman」というスパイウェアが付いてきて別のソフトをこっそり大量にダウンロードしてしまい、コンピュータのパフォーマンス低下を招くという。
こうしたソフトはユーザーのコンピュータから情報を引き出して外部に送信したり、ポップアップを表示させたりするほか、ユーザーがGoogleやYahoo!で検索しようとすると偽サイトを表示し、検索結果ではOdysseus Marketingの顧客サイトが真っ先に表示されるようになっていた。
同ソフトは標準的なソフトユーティリティでは削除できず、インストールツールも機能しないという。こうした行為は不公正かつ詐欺的で連邦法違反に当たるとFTCは指摘。同社に対し恒久禁止命令を言い渡すよう、裁判所に求めている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
陸自が「イオンモール熊本」内部をドローン撮影 防衛省が映像公開
-
2
PayPayアプリで熊本地震への寄付が可能に 最短3ステップ・1円から
-
3
熊本「通れた道」マップ、トヨタが公開 ホンダも「通行実績情報マップ」
-
4
TSMC熊本工場、段階的に通常操業へ 熊本の地震で一時中断、従業員の無事確認 台湾報道
-
5
「Xが情報収集に役立たない……」熊本地震で不満の声続出 「Twitterを返して」
-
6
熊本で非常時Wi-Fi「00000JAPAN」発動中 KDDIが無料開放、他社ユーザーも利用可
-
7
「痺れるほどにミスを繰り返す」Gemini 3.6 Flashは変わった? 公開から1週間、当初のおバカ回答を今検証する
-
8
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
-
9
Anthropicのミュトス、暗号アルゴリズムの新たな攻撃法を発見――耐量子署名「HAWK」の強度を半減
-
10
熊本地震で「Yahoo!天気」が意外な活躍? 断水・停電情報など投稿続出 ライフライン情報共有の場に
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR