松下電器産業は、「一太郎」などをめぐる特許権侵害訴訟について、「判決を受け入れる」として上告を断念するもようだ。上告期限は10月14日。断念すれば、ジャストシステムが逆転勝訴した知的財産高裁の判決が確定する。
松下は「ソフトウェア製品も特許権を侵害しうる、という当社の主張を認めている部分で評価できるため、判決を受け入れることにした」(広報グループ)としている。
訴訟は、松下がジャスト「一太郎」「花子」に特許権を侵害されたとしてソフトの製造販売中止などを求めたもの。一審の東京地裁判決は松下の主張を認め、ジャストに製造販売中止などを命じたが、9月30日の知財高裁判決は松下の特許権自体を無効とし、請求を棄却した。
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