米VeriSignは10月24日、ICANNと争っている訴訟で和解合意が成立したと発表した。
和解条件として、両者の間で均衡を保ちながら、VeriSignなどのレジストリにとっては事業の確実性が保証され、ICANNは技術調整役として効率的かつ明確に確立された役割を果たせることを保証することで合意。
この均衡を保つために、新サービス導入に当たってのプロセスとガイドラインを確立し、トップレベルドメイン登録業者の事業の確実性を保証し、登録価格に合理的な市場アプローチを取り入れたフレームワークが中心要素になると、VeriSignは説明している。
両者はまた、.comのレジストリ契約を2012年まで延長することでも合意した。
VeriSignとICANNは、VeriSignが2003年に導入した新サービスの「Site Finder」をめぐって対立。VeriSignは翌年、ICANNが権限を乱用し、VeriSignの新サービスを妨害したとして独禁法違反で提訴していた。
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