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エルピーダ中間期は赤字、通期予想も下方修正

» 2005年10月25日 22時14分 公開
[ITmedia]

 エルピーダメモリは10月25日、2006年3月期通期連結業績予想を下方修正し、純利益は前回予想の140億円から50億〜100億円にとどまる見通しだと発表した。設備投資やDRAM価格下落が影響し、中間期は最終赤字となった。

 修正後予想は、売上高が2400億〜2500億円(前回予想は2600億円)、経常利益は45億〜95億円(同153億円)。

 中間期業績が売上高は予想範囲の上限を上回ったものの、収益面は予想範囲のうちの低いレベルにとどまった。また海外の生産委託先からの調達が遅れる上、サーバ向けを中心にDRAM価格の下落が見込まれ、90ナノメートルプロセス対応設備への投資がかさむことなどから下方修正した。

 2005年9月中間期連結決算は、売上高が1055億300万円(前年同期比5.3%増)、営業損益は51億1700万円の赤字(前年同期は83億3500万円の黒字)、経常損益は70億1200万円の赤字(同68億4200万円の黒字)、純損益は63億4200万円の赤字(同65億400万円の黒字)。

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