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富士写の中間は減益

» 2005年10月31日 19時42分 公開
[ITmedia]

 富士写真フイルムが10月31日発表した2005年9月中間期連結決算(米国会計基準)は、純利益が前年同期比37.2%減の331億1400万円となった。前年同期に計上した富士ゼロックスの厚生年金基金代行返上分の反動が大きかった。

 売上高は1兆3035億8000万円(前年同期比4.0%増)、営業利益は600億1400万円(同40.8%減)、税引き前利益は635億5600万円(同40.0%減)。

 薄型ディスプレイ関連材料の売り上げが大幅に増加したほか、デジタルカラー複合機やオフィスプリンタの販売が好調で増収。利益面では前年同期の反動に加え、原材料費の高騰や構造改革コストから減益となった。

 デジタルカメラは高感度型「FinePix F10」と薄型「FinePix Z1」効果で国内販売は好転したが、北米では苦戦した。

 通期連結業績予想は据え置き、売上高が2兆7000億円、営業利益が1700億円、税引き前利益が1640億円、純利益が850億円。

 同社は同日、来年10月に持ち株会社制に移行すると発表した。

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