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日立の中間期、最終赤字に

» 2005年10月31日 19時45分 公開
[ITmedia]

 日立製作所が10月31日発表した2005年9月中間期連結決算(米国会計基準)は、増収となったものの、デジタル家電の価格低下の影響などから109億4600万円の最終赤字(前年同期は411億5800万円の黒字)となった。

 売上高は4兆4133億1900万円(前年同期比1.9%増)、営業利益は777億5400万円(同38.9%減)、税引き前利益は821億1700万円(同39.6%減)。

 電力・産業システム部門や高機能材料部門が堅調で増収となったが、営業利益では液晶の価格下落から電子デバイス部門が減益、富士通日立プラズマディスプレイの赤字化と薄型テレビや白物家電の価格下落から赤字に陥った。

 通期の連結業績予想は下方修正し、売上高は9兆2000億円(前回予想比500億円減)、営業利益は2400億円(同600億円減)、純利益は200億円(同350億円減)とした。HDD事業の赤字が拡大する見込みになった上、液晶、薄型テレビも赤字転落を予想しているため。

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