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暗記スピード4.5倍? 携帯学習機「脳サピエンス」

» 2005年11月10日 21時33分 公開
[ITmedia]

 タカラとインデックスは、携帯型暗記学習機「脳サピエンス」を12月9日から書店などで販売する。暗記効率を向上させる人工知能を搭載。事前の実験では、テキストなどを使う従来の方法に比べ約4.5倍の速さで習得できたという。

 本体価格は2万6250円(税込み)。第1弾として、大学受験向け英単語カートリッジ(各税込み6195円)を同時発売する。

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 インデックスが開発した人工知能「暗記エンジン」を搭載した。暗記に重要な繰り返し学習をゲーム感覚で飽きずにできるようプログラムされており、液晶ディスプレイに問題を出題する。ユーザーの学習度合いや得意・不得意を分析し、正解率が低い項目は形式を変えて何度も出題するなど、「家庭教師のように最後まで付き合ってくれる」という。

 カートリッジを交換することでさまざまな学習に対応する。第1弾の専用カートリッジ「フルサポート英単語 PRO840シリーズ」は、河合塾の講師が監修した英単語暗記ソフト。イラストで訳語をイメージからとらえたり、発音聞き取りや書き取りなどで単語を覚えられるようにした。高1〜3年を対象とし、カートリッジは難易度により3種類から選べる。

 本体は62(縦)×156(横)×31.8(幅)ミリ、重さ130グラム(電池含まず)と片手で操作できるサイズとした。電池は単三形×2本(バックアップ用にCR2032×1)。

 タカラとインデックスは“犬語翻訳機”こと「バウリンガル」を2001年に発売している。新製品は、無味乾燥になりがちな暗記学習に最新技術と遊び心を取り入れることで、「暗記=楽しいものという全く新しい暗記文化を提案する」としている。初年度1万台の出荷が目標。

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