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サイボウズのWebサイト、「rootkitの強い疑い」で一時閉鎖

» 2005年11月11日 22時52分 公開
[ITmedia]

 サイボウズは11月11日、同社Webサイトが不正アクセスを受けた可能性が高いことを明らかにした。同社はこの事態を受け、10日19時よりWebサイト(http://cybozu.co.jp/)の公開ををいったん停止。別のサーバを用いてシステムを再構築し、11日11時より再開している。

 同社が問題に気づいたのは11月10日の昼過ぎだったという。「Webサーバとは別のサーバでプログラムが停止していたことに気が付き、調査に乗り出した。その後調査を進めたところ、Webサーバにrootkitが仕掛けられていた可能性が極めて高いことが判明し、一時的に運営を停止することを決めた」(同社)

 調査にはセキュリティ企業のラックが協力しており、少なくともWebページの改ざんによるウイルスの拡散や個人情報の漏えいは「確認されていない」という。また、Webサイトからダウンロード可能な試用版プログラムに対する改ざんもないとした。

 ただ、侵入の経路や手法についてはなお調査中。少なくとも「SQLインジェクションではない」ことは判明しているが、引き続き調査を進めるとしている。

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