松下電器産業は12月5日、再生専用Blu-ray Disc「BD-ROM」ディスクのパイロット製造ラインで2層ディスクに対応し、12月末からサンプル提供を始めると発表した。
4月に米国内に設けた単層BD-ROMのパイロットラインでは歩留まり80%以上を達成し、「BD-ROMの量産性を実証した」としている。課題だったBD-ROMの光透過保護膜については、安価な紫外線硬化樹脂を使ったスピンコート法による保護層形成技術を開発し、現行DVD並みの低コストが可能になったという。
このほど単層ラインに2層製造ユニットを追加し、11月から稼働を始めた。2層ディスクの中間層形成も同樹脂によるスピンコート法で行い、低コストで量産が可能だとしている。
パイロットラインの稼働状況を、来年1月に開かれる「CES2006」(米国ラスベガス)でビデオ公開する。
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