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2005年のPC出荷、EMEA地域が米国を抜く

» 2006年01月19日 15時19分 公開
[ITmedia]

 Gartnerは1月18日、2005年の世界PC出荷統計の速報値を発表した。世界全体のPC出荷台数は前年比15.3%増の約2億1850万台となった。

 地域別に見ると、初めてEMEA(欧州、中東、アフリカ)地域が出荷台数ベースで最大のPC市場となった。2005年のEMEA地域のPC出荷台数は前年比17.1%増の7260万台と、米国の6720万台(前年比7.5%増)を上回った。

 「EMEA地域は第4四半期が好調で、この時期に前年同期比17.2%増の2000万台以上のPCが出荷された」とGartnerの上級アナリスト、ランジット・アトワール氏は発表文で述べている。「同地域ではコンシューマー市場が好調で、特にモバイルPCでは各国での大々的なプロモーションが並はずれた需要につながった」

 メーカー別では、引き続きDellが首位を獲得した。同社の出荷台数は約3680万台、シェアは16.8%だった。HP(シェア14.5%)、Lenovo(同6.9%)、Acer(同4.6%)がそれに続く。

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