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液晶がブラウン管抜く 2005年テレビ出荷

» 2006年01月27日 16時13分 公開
[ITmedia]

 電子情報技術産業協会(JEITA)がこのほど発表した2005年の電子機器国内出荷実績(台数ベース)によると、液晶テレビの年間出荷台数がブラウン管テレビを初めて上回った。

 液晶テレビの出荷台数は前年比58.3%増の421万7000台、ブラウン管は同30.8%減の398万2000台、PDPは同37.8%増の46万8000台で、シェアはそれぞれ、48.7%、45.9%、5.4%だった。12月単月だと57.8%、34.4%、7.7%で、薄型テレビのシェアが高まっている。

 液晶は大型の伸びが顕著だ。大型の割合が高い画面アスペクト比16:9の製品の年間出荷数は前年比2.5倍(259万6000台)で、うち30型以上が同2.8倍(153万4000台)と急成長している。PDP出荷は大型モデルが中心で、37型以上が50.4%と過半数を占める。

 DVDレコーダーは、年間では同4.1%増(423万8000台)だが、12月単月だと前年同月比14%減(80万2000台)で3カ月連続の減少。うち8割を占めるHDD内蔵型は同11.2%減(68万2000台)で、前年の好調の反動から減少が続いている。DVD再生機の年間出荷は同8.7%減(289万4000台)。

 ビデオ一体型カメラの年間出荷は前年比5.8%減(149万5000台)で2年連続の減少。ステレオセットは同16.8%減(188万9000台)と5年連続マイナスだった。ポータブルMDプレーヤーは同45.8%減(157万5000台)、ポータブルCDプレーヤーは同39.5%減(79万4000台)と減少が続いている。

 デジタルオーディオプレーヤーは4〜12月の8カ月で483万台出荷。うち77%が半導体メモリ内蔵型となっている。

 カーナビの年間出荷は同15.7%増(405万6000台)。うちDVD-ROM内蔵型は同0.6%増(248万6000台)にとどまったが、HDD内蔵型は同62.2%増(150万台)の大幅な伸びとなった。

 カーDVDは同32.3%増(21万4000台)、カーCDプレーヤーは同3.1%増(652万6000台)、カーMDは同37.3%減(18万7000台)、カーカラーテレビは同1%増の119万2000台となっている。

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