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キヤノン決算は純益12%増、カメラ部門は2けた成長

» 2006年01月30日 19時11分 公開
[ITmedia]

 キヤノンが1月30日発表した2005年12月期連結決算(米国会計基準)は、売上高が前期比8.3%増の3兆7541億9100万円、純利益が同11.9%増の3840億9600万円だった。

 営業利益は同7.2%増の5830億4300万円、税引き前純利益は同10.8%増の6120億400万円。

 一眼レフを含むデジタルカメラや、カラーネットワーク複合機、液晶用露光装置などが伸びて増収。資材価格の高騰や製品価格の下落などをコストダウンで補い、売上総利益率の低下は0.9ポイントに抑えた。ただ、厚生年金基金の代行返上益を計上していた前期の反動から、営業利益率は0.2ポイント悪化して15.5%になった。

 カメラ事業では、EOSシリーズのデジタル一眼レフと交換レンズが売り上げを伸ばし、デジタルカメラ全体で売り上げ台数は20%以上拡大。同事業の売上高は前期比15.2%増の8792億円、営業利益は同32.8%増の1737億円になった。インクジェットプリンタも台数ベースで10%伸びた。

 今期の連結業績予想は、売上高が4兆600億円(前期比8.1%増)、税引き前純利益が6650億円(同8.7%増)、純利益が4150億円(同8.0%増)。

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