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xDSLユーザーの7割「FTTHに乗り換えたい」

» 2006年02月02日 20時54分 公開
[ITmedia]

 富士通総研がこのほどまとめた調査によると、xDSLユーザーの7割がFTTHへの乗り換え意向を持っているという。

 調査は昨年8月に、16〜69歳の男女各1000人に対してネット上で行い、男性805人、女性790人から回答を得た。

 利用回線は、xDSLが61.1%、FTTHが18.4%、CATVが17.9%。FTTH以外のユーザーの64.9%がFTTHに乗り換えたいと考えており、xDSLユーザーに限ってみると、72.2%がFTTH利用意向を示した。CATVユーザーでFTTHに乗り換えたい人は44.2%だった。

 ネット回線とIP電話、ネットテレビを1回線で利用できるトリプルプレイの利用者は、全体の4%にとどまった。非利用者で「利用してみたい」と答えたのは38.8%だった。

 IP電話利用率は全体の41.0%。ネットで映像コンテンツを視聴したことがある人は全体の64.1%で、有料コンテンツ視聴経験者は11.0%だった。

 同社は「回線事業者は、FTTHのオプションとしてIP電話と映像配信サービスをうまく取り込めば、高いARPUを獲得できる」とし、FTTH乗り換えのタイミングが、トリプルプレイサービス顧客争奪戦の主戦場になると分析している。

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