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バンダイナムコ、ゲーム不振で業績下方修正

» 2006年02月23日 19時13分 公開
[ITmedia]

 バンダイナムコホールディングスは2月23日、2006年3月期連結業績予想を下方修正し、経常利益が前回予想から111億円減となる330億円になる見込みだと発表した。ゲームなどの不振が原因。

 修正後予想は、売上高が4500億円(前回予想は4700億円)、純利益が110億円(同244億円)。

 「たまごっちプラス」がヒットしたトイホビー事業や、「機動戦士ガンダム」を抱える映像音楽コンテンツ事業は好調だったが、「ソウルキャリバーIII」など注力タイトルの販売が前作を大幅に下回った家庭用ゲームソフトや、アミューズメント施設事業が不振。アメリカではDVDの返品増などにより、映像音楽コンテンツ事業も不振となった。

 このため家庭用ゲームソフトの棚卸し資産評価損60億円などを計上し、昨年11月発表の前回予想を下方修正する。

 同日発表した2009年3月期まで3カ年の中期計画では、家庭用ゲームソフトでターゲット戦略の見直しや海外事業の選択と集中などを掲げた。2009年3月期連結で売上高5500億円、営業利益580億円、総資本経常利益率(ROA)13.5%、株主資本純利益率(ROE)10.0%を目指す。

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