野口五郎さんがプロデュースする音楽配信サイト「音コレ」がこのほど本格オープンした。野口さんがアレンジを加えたインディーズミュージシャンの楽曲や、「さだまさしのものまねでコロッケが歌うガッチャマン」といったものまね曲などを試聴・購入できる。1曲120円からで、MP3とWMA形式で配信している。野口さんは「音楽のアミューズメントパークを作りたい」と狙いを語った。
サイトは野口さん自らが構想したという。「PCや携帯電話の普及で、音楽や映像の配信が身近になっている。時代の流れに付いて行きながら、音楽文化を豊かにしたい」と野口さんは思いを語る。
昨年末に音コレのiモードサイトをオープンした際は、NTTドコモに自ら出向いて公式サイト化の契約を行うなど実務もこなした。「1アーティストの目線で作っていることにご理解いただければ」
楽曲の音源はほぼすべて、野口さんと兄の2人で作ったという。2人はそれぞれ自宅にスタジオを持っており、データをやりとりしながら合作した。「構想から1年3カ月で300曲作った」と野口さんは振り返る。
サイトでは、野口さんがインディーズから発掘したアーティストをプロデュースし、アレンジした楽曲を公開している。アーティストはサイトでも募集中だ。「たくさんの楽曲を作って、ユーザーが好きな曲を自由に選べるようにしたい。作る側とユーザーとの距離を近づけ、作り手もユーザーも喜ぶような環境を築きたい」
ヒット曲を別の歌手風にアレンジして音源を作り直し、ものまね歌手に歌ってもらう「ニューカバー」曲も配信している。「長渕剛さんのものまねで歌う美空ひばりさんの『川の流れのように』」や、「桑田佳祐さんのものまねで歌うEXILEの『ただ…逢いたくて』」などを配信中。野口さんは「名曲を残していきたい」と語り、何十年も前にヒットした楽曲を現代風にアレンジし、歌い直す企画も行っていくとした。
イエローキャブの新人タレントを人気投票にかけ、上位に入ったタレントに野口さんが作った楽曲を歌ってもらうという企画も行っている。
オルゴール曲も公開。赤ちゃんが泣き止む周波数や、お年寄りが元気になれる周波数の曲の作成を検討中という。iモードサイトでは、着うたなどのダウンロードが可能だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR