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» 2006年03月02日 18時08分 公開

オンライン家庭教師付き自習室を全国に

5年前の発売当時は鳴かず飛ばずだったオンライン家庭教師システム。まずは自習室に導入し、本格普及への足がかりにする。

[岡田有花,ITmedia]

 リソー教育の子会社・日本エデュネットは、テレビ電話経由で家庭教師から個別指導が受けられるシステム「ハローe先生」を利用できる自習室を、3月7日から展開する。家庭教師を雇うよりも安価に済み、地方在住者でも都内の大学生の指導が受けられるなどといったメリットをアピール。ハローe先生の個人向け販売にも弾みを付ける狙いだ。

画像 自習室のイメージ

 ハローe先生は、同社が2000年に発売したオンライン教育システムで、小中高生の指導に対応。都内オフィスに待機している120人の大学生講師から1人選び、テレビ電話で自由に質問できる。リソー教育の岩佐実次社長は「時代に合った製品」と自信を持って世に送り出したが、当初は鳴かず飛ばずだった。

 2000年の発売時、テレビCMや新聞全面広告で派手に宣伝したが申し込みはわずか20〜30件。ブロードバンド環境のある家庭自体が少なかったためと岩佐社長は分析する。「時期尚早だった」

 2001年からは、ターゲットを家庭から塾に切り替え、20社300教室の塾に導入したが、それ以降伸び悩む。塾にはもともと講師がいるから不要、というのがその理由だ。同社は、小論文対策や志望校の過去問指導など、塾がカバーし切れない範囲を強化するなどして塾への営業を続けてきた。

 自習室のアイデアは、そんな営業努力の一環。塾の自習室に同システムを導入してもらえば、生徒の自習時の疑問にも応えられると売り込んできた。しかし「投資資金がない・人的余力がないという理由でほとんどの塾に断られた」ため、自社展開を決めた。

 有名進学校のある駅前にオフィススペースを借り、80席程度の自習室ブースを構築。全ブースにPCを設置し、ハローe先生をいつでも利用できるようにする。

 2月23日からすでに、熊谷校(埼玉県)を試験オープン。評判は上々という。今後は水戸校(茨城県)、前橋校(群馬県)、高崎校(同)と順次開校していき、今後1年で18校、3年後には累計78校開校する。自習室で利用した生徒が、自分の家庭のPCにも導入する、といった相乗効果も狙う。

 自習室の利用料金は、月間ボックスシートが2万1000円、平日コースが1万8400円、土日コースが8400円。

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