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地震速報配信をIPv6で効率化

» 2006年03月10日 17時28分 公開
[ITmedia]

 東北ミサワホーム、NPO法人のリアルタイム地震情報利用協議会(有馬朗人会長)、NTT東日本は、IPv6マルチキャストを利用して緊急地震速報を一斉配信する実証実験を3月11日から始める。

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 東北ミサワが仙台市泉区に分譲する戸建て住宅向けに、NTT東日本「フレット・ドットネット」を利用したIPv6マルチキャストで地震速報を一斉配信する。地震が発生すると、予測震度と大きな揺れ(主要動)の到達時間をIPテレビ電話端末「フレッツフォン」の画面に表示し、音声と警報音で報知する。

 インターネットを経由して地震速報を配信する仕組みが検討されているが、一斉配信によるトラフィック集中やシステムの負荷増大などが課題だった。実験は1年間行い、IPv6マルチキャストの活用による一斉配信の効率化などを検証していく。

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