ほんの数分しか見る時間がなかった。スタイラスが採用され、バッテリー駆動時間は2〜3時間。パラシュートカーゴパンツなどの大型ポケットにフィットする大きさだ。
今回披露されたシステムはWi-FiとBluetoothワイヤレス規格に対応し、キーボードなどを接続できるUSBポートが2つある。搭載OSはWindows XP。
Intelの記者会見で披露されたシステムの1つはフリーズしてしまったが、そのほかはスタイラスに敏速に反応していた。1メートルの落下耐久テストをしたら致命的だろうとの印象を受けたが、確かではない。PCのOEMレベルではクールかもしれないが、つまりインダストリアルデザインとしてはなかなかの出来栄えだが、Appleと同じリーグでプレイできるレベルではない。
今後求められるのは、より長いバッテリー駆動時間、耐久性の証明、常時接続のコンピュータ体験に向けた多くの接続オプションだろう。価格帯は500ドルを上回るようだが、フル機能搭載のノートPCがこの価格帯に近づいているため、高く感じる。
さて、UMPCはコンシューマーだけに向けた製品なのだろうか? グラフ氏によれば「そうとは限らない」。UMPCはモバイルナレッジワーカー(モバイル知的労働者)が携行するデバイスとして、またタッチパッドによる入力やより小さなフォームファクターが重視される垂直産業で有用だという。
UMPCの課題は次の3つの分野に分けられる。
そしてこれらの実現には、多くの技術、マーケティング、アプリケーション開発を要するだろう。
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