米Microsoftは3月14日、Officeの脆弱性などに対処した月例セキュリティアップデート2件を公開した。
最大深刻度「緊急」のセキュリティ更新プログラム(MS06-012)では、リモートからのコード実行につながるOfficeの脆弱性に対処した。影響を受けるのはOffice 2000 SP3、Office XP SP3、Office 2003 SP1/2、Works Suites、およびOffice X for Mac、Office 2004 for Mac。
この脆弱性は、細工を施したExcelファイルを使って悪用される恐れがあり、リモートからコードを実行されてコンピュータが完全に制御されてしまう可能性がある。
もう1件のアップデート(MS06-011)は最大深刻度「重要」で、低い権限しか持たないユーザーがサービス関連のプロパティを変更して、システムを完全に制御できてしまう可能性がある。Windows XP SP1とWindows Server 2003が影響を受ける。
このほかに、悪意のあるソフトウェアの削除ツールも更新版がリリースされた。
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