ITmedia NEWS >
ニュース
» 2006年03月20日 12時51分 UPDATE

Opera、モバイル対応Webサービス戦略を推進 (2/2)

[Matt Hines,eWEEK]
eWEEK
前のページへ 1|2       

 例えば、モバイルデバイスに入力するユーザーのデータが異なるタイプのクエリーであることを考慮し、CSS(Cascading Style Sheets)、XML、Ajax(Asynchronous JavaScript and XML)といった標準上でモバイル検索ツールの開発に取り組んでいる企業もあるという。

 Amazonがデスクトップブラウザベースのcookieを採用して同社サイトでバイヤーの関心を引きそうな製品を表示しているように、モバイル検索アプリケーションもアプリケーションやデバイスの利用履歴から引き出したデータクエリーに基づくものになる。

 モバイルビジネスツールの可用性と高機能性を急速に発達させる手法としてWebサービスに注目している興味深いITベンダーはOperaだけではない。ワイヤレス電子メールでリーダー的存在のResearch In Motion(RIM)の幹部陣は、ワイヤレス業界を前進させるための似たようなロードマップを支持している。

 カナダのオンタリオ州ウォータールーに本拠を置くRIMのシニアプロダクトマネジャー、デビッド・ハイト氏は、モバイルアプリケーションに向けたWebサービス技術の重要性の高まりは、今日の世界のデスクトップビジネスツールに最も良く見て取れると指摘する。

 主要企業の多くは既にMicrosoftの.NETやSAPのNetWeaverなどのWebサービス開発ツールを導入しており、彼らがITインフラにモバイル要素を取り入れるための手法を模索し始めることはいたって自然な成り行きだ、とハイト氏は話している。

 「SAPなどは、既に自社の開発ツールを自社環境に統合している。これはつまり、NetWeaverを使っている人々が(RIMの)Blackberry用のWebサービスアプリケーションを構築しつつあるという意味だ。このような開発の高機能化は非常に速いスピードで進んでおり、将来のモバイルアプリケーション設計における先進モデルの1つになると言っても過言ではない」(ハイト氏)

 業界アナリストらは、WebサービスにフォーカスしたOperaの取り組みをビジネスユーザーを獲得する戦略の1つとして評価しつつも、この分野でMicrosoftやRIMなどから市場シェアを奪う争いでは、なお苦戦を強いられるだろうと見ている。MicrosoftはWindows Mobileハンドヘルド技術を、自社の支配的なOSであるWindowsとWebブラウジング事業と連携させており、RIMは独自のWebサービスに取り組んでいる。

 米コネティカット州スタムフォードに本拠を置くGartnerのアナリスト、マーティン・レイノルズ氏は、Operaが実際にOpera Miniを使った比較的安価な携帯電話向けのローテクモバイルアプリケーション開発を企業顧客に促すことができれば、ビジネスユーザー獲得という目的を達成することができるかもしれないと言う。

 「Operaが安価な携帯でのWebブラウジングをそこそこ可能にできれば、ある程度のユーザーを取り込めるもしれない。さもなければ、ハンドヘルド上でのブラウジング自体の人気はまだまだであり、インタフェースがかなり改善されるまで利用を広げるのは難しいだろう」(レイノルズ氏)

原文へのリンク

前のページへ 1|2       

Editorial items that were originally published in the U.S. Edition of “eWEEK” are the copyrighted property of Ziff Davis Enterprise Inc. Copyright (c) 2011. All Rights Reserved.