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Microsoft、韓国公取委の命令に控訴

» 2006年03月27日 14時07分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは3月27日、韓国公正取引委員会(KFTC)が同社に下した命令の見直しを求め、ソウル高等裁判所に控訴した。

 KFTCは昨年12月、Microsoftが同国の独占禁止法に違反したとして、罰金の支払いと、Windows Media Playerとインスタントメッセージング(IM)ソフトを取り除いたWindowsのバージョンの提供を命じた(12月7日の記事参照)。Microsoftは今回の控訴で、この命令の撤回を求めている。

 「KFTCの見解は事実と一致しない。消費者は多数の企業のさまざまなソフトを容易にダウンロードできる」とMicrosoftの韓国の上級弁護士ジェー・フーン・チュン氏は発表文で述べている。

 KFTCの命令は欧州委員会が下した是正命令よりも極端であり、韓国で既存版Windowsを提供できなくなるとMicrosoftは主張している。KFTCの決定は韓国のハード・ソフトメーカーにとって複雑な状況を作り出し、国際競争力を失わせるだろう、とも。

 同社は、控訴は成功すると期待していると述べている。

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