米Intelは4月24日、企業向けデスクトップPCの新ブランド「vPro」を発表した。この技術を採用した企業向けPCは、新しいロゴ付きで各国の主要メーカーから今年下半期に登場予定。
「モバイル技術のCentrinoおよびViiv技術と同様、vProではプロセッサ、チップセット、ネットワーキング、ソフトを通じて世界クラスのイノベーションを結集させる」と同社デジタルエンタープライズブランド管理副社長兼ディレクター、ウィリアム・スウォープ氏。
最初のvProベースPCは、Intel Coreアーキテクチャのデュアルコアプロセッサを搭載し、第2世代のIntel Active Management Technology(Intel AMT)とIntel Virtualization Technology(Intel VT)が組み込まれる。これらハードをソフトと組み合わせ、管理性とセキュリティの強化を図る。
第2世代のIntel AMTでは、PCがウイルスなどに感染した場合でもネットワークに影響が出る前に隔離でき、問題が取り除かれたらアラートを出すことが可能。
Intel VTでは1台のPC内部で個々に独立したハードベース環境を構築するパーティション化が可能になる。
vPro技術をサポートするパートナー企業も同時発表された。Adobe、Cisco、日立、HP、Lenovo、Microsoft、Skype、Symantecなどが、来年にかけてvProをサポートしたアプリケーションやソリューションを導入予定。
MicrosoftのWindows次期バージョン、Windows Vistaで提供予定のグラフィックスインタフェース機能は、vProベースのPCに組み込まれるIntel最新の統合型グラフィックスシステムでフル活用できるようにする。
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