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モーニングコーヒーより私用ネット――Websense調査

» 2006年05月18日 11時56分 公開
[ITmedia]

 米フィルタリングソフトメーカーWebsenseの最新の調査結果で、半数を超える社員が職場でネットを私用していることが明らかになった。

 この2006 Web@Work調査は、企業のIT購買決定者や職場でインターネットを利用できる一般社員を対象に行われた。

 それによると、職場で私的な理由からインターネットにアクセスしたことがあると回答した社員は61%に上った。業務と関連のないWebサイトへのアクセス時間は、平均で1週間当たり3.06時間。これは職場でのインターネット利用時間の24%にあたる。

 また職場でインターネットを私的に利用していると回答した人のうち50%は、職場でのインターネット私用をあきらめるよりも、モーニングコーヒーをあきらめる方を選ぶと答えたという。

 業務に関係ないWebサイトへのアクセスで多かったのは地図サイト(83%)、ニュースサイト(80%)、天気予報(76%)だった。就業時間中にポルノサイトに(偶然あるいは意図的に)アクセスしたことがあると回答した社員は12%で、前回の17%から減少した。そのうち圧倒的多数(95%)が「偶然アクセスした」と述べている。

 また多くの社員が職場でのアダルトサイト閲覧やウイルス感染が解雇につながる可能性があると考えていることが分かった。46%の社員が職場のインターネット回線でアダルトコンテンツを閲覧すると職を失う恐れがあると考え、30%が会社のネットワークをスパイウェアやウイルスに感染させると解雇される可能性があると考えている。このため、92%の社員が企業にはWebフィルタリング技術を導入する権利があると思うと回答した。デスクで居眠りをすると解雇されるかもしれないと考えている社員は11%だった。

 Websenseは今回の調査に男女差が見られたと指摘している。同社によると、男性の方が職場での私的なインターネット利用が多く、男性社員の65%が業務に関連のないサイトへのアクセスを認めたのに対し、女性社員は58%だった。アクセスするサイトの種類にも違いが見られ、天気予報、スポーツ、投資関連、ブログは男性の方が、旅行やショッピング関連サイトは女性の方がアクセスする割合が高かったという。

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