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米国がICANNに不当介入――「.xxx」却下でドメイン申請業者が提訴

» 2006年05月23日 08時05分 公開
[ITmedia]

 アダルトサイト専用ドメイン「.xxx」がICANN理事会で却下された問題で、このドメインを提案していた米ICM REGISTRYが、米商務省と国務省を提訴するとともに、ICANNに対して再考を申し入れた。

 訴訟は米ワシントンDCの連邦地裁に5月19日付で起こされた。ICMでは.xxxドメイン創設についてICANNが検討する過程で米国政府がどのような役割を果たしたかを示す文書の開示を請求していたが、この請求が却下されたのは情報公開法違反に当たると主張。裁判所に対し、情報の公開を両省に命じるよう求めている。

 訴状の中でICMは、これまでに開示された文書によって、米国政府がICANNに対して過度の政治的影響力を行使していたことが判明したと主張している。

 ICANNに対する再考申し立てでは、.xxxドメイン運用に関するICMとの契約締結がICANN理事会で却下されたのは、不正確な情報に基づくものだと主張。米国政府の不適切な介入に関する十分な情報がないまま、ICMとの契約締結が退けられたと訴えている。

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