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米ブロードバンド加入者、40%増加

» 2006年05月29日 14時42分 公開
[ITmedia]

 米国家庭でのブロードバンド導入はこの1年間で40%拡大し、普及率は42%に達した。非営利団体Pew Internet & American Life Projectが報告した。

 同団体によると、2006年3月の米国のブロードバンド加入ユーザーは8400万人、前年同月の6000万人から40%増加した。普及率は前年同月の30%から42%へと伸びた。

 この期間にインターネット普及率が66%から73%拡大したことが後押しになったと同団体は述べている。新規インターネットユーザーの約半分が高速回線に加入したという。

 また年収4万〜5万ドルの中間所得層で特にブロードバンド加入が増え、増加率は68%だった。

 回線別ではDSLが50%、ケーブルモデムが41%を占めた。前年まではケーブルモデムの方が多かったが、DSLが逆転した格好だ。これはDSLの接続料が下がったためかもしれないとPewは述べている。また固定ワイヤレスブロードバンドが市場で存在感を持ち始め、8%のシェアを占めたと同団体は報告している。

 ユーザー生成コンテンツ(UGC)に関しては、ブログ、Webサイト、ビデオなどのコンテンツを投稿しているインターネットユーザーは35%に上った。ブロードバンドユーザーの場合はこの割合が42%に増える。UGCをけん引しているのは若いブロードバンドユーザーで、30歳未満が51%を占めるという。

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