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Grand Theft Auto問題でTake-TwoがFTCと和解

» 2006年06月09日 08時06分 公開
[ITmedia]

 人気ゲーム「Grand Theft Auto: San Andreas」にわいせつシーンが組み込まれていた問題で、米連邦取引委員会(FTC)は6月8日、開発・販売元のTake-Two Interactive SoftwareとRockstar GamesがFTCとの和解に同意したと発表した。

 FTCでは、San Andreasのディスクに女性キャラクターのヌードが含まれ、セックスミニゲームをプレイできる可能性があることを両社が消費者に公表しなかったのは、FTC法違反に当たると判断した。

 和解条件としてFTCは両社に対し、レーティングにふさわしいコンテンツをゲームのパッケージや宣伝広告で明示するよう命令。ゲームのレーティング機関に対して不正確な情報を提示することを禁止した。こうした命令に違反した場合、違反1件につき最大で1万1000ドルの罰金を支払うことが定められた。

 この問題ではわいせつシーンの発覚を受け、San Andreasのレーティングがそれまでの「M」(17歳以上)から「AO」(アダルトオンリー)に変更され、全米で多数の小売店が販売を中止した。

 その後問題のシーンを削除したSan Andreasが開発され、Mレーティングで発売されている

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