テレビ視聴率調査のNielsen Media Researchは6月14日、インターネットやiPodを使ったテレビ視聴も調査対象に含める計画を発表した。
同社の新戦略Anytime Anywhere Media Measurement(A2/M2)の下、家庭や外出先でのインターネット、携帯電話、iPod、携帯ゲーム機などの新しい手段を使ったテレビ視聴率を測定できる技術を導入する。A2/M2は顧客からの要望を受け、テレビ業界のマルチプラットフォームビジネスへのシフトを反映したものだとNielsenは説明している。
携帯メディアデバイスの視聴率測定では、iPodなどの各種デバイスに対応できる「Solo Meters」を開発。ワイヤレスやBluetooth接続を使った機器向けには、デバイス間の通信を傍受できる小型ワイヤレスメーターの開発を進めている。
このほかオンラインストリーミングビデオの測定やインターネットテレビ測定、職場やバー、ホテルなど家庭外でのテレビ視聴の測定も導入する。
また、コンシューマーによるさまざまな携帯メディアデバイスの採用/利用状況を把握するため、包括的な調査も実施する計画で、2006年末までにiPodユーザー400人のパネルを設置する。
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