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Flash Player 9リリース

» 2006年06月28日 14時09分 公開
[ITmedia]

 米Adobe Systemsは6月28日、Flash Player新版「Adobe Flash Player 9」をリリースした。

 同製品はActionScript 3.0と新しいActionScript Virtual Machine(AVM)により、最高で10倍の高速化を実現したと同社は述べている。開発者はこれらの技術を使って、強力で動的なマルチメディアコンテンツを提供できるという。

 ActionScript 3.0は、ECMAScriptに準拠したオブジェクト指向のプログラミング言語で、なじみのある構文と、ECMAScript for XML(E4X)、正規表現、標準化されたDOMイベントモデルなどの新しい機能を提供する。

 AVMは、効率的なメモリ利用やアプリケーション起動の高速化、デバッグ改善などの機能を提供するために構築された仮想マシン。開発者は既存のスキルを使って複雑でリッチなインターネットアプリケーションを迅速に、簡単に構築できるという。

 Flash Player 9はAdobeのサイトから無料でダウンロードでき、WindowsとMac OS向けに英語版と各国語版が提供されている。

 同社はこの日、新たなWeb開発ツール「Adobe Flex 2」も発表した。

 Flex 2は現在、英語版のみ提供されている。Flexフレームワークとコマンドラインコンパイラを含むAdobe Flex 2 SDKは無料で、「Adobe Flex Builder 2」は予想小売価格499ドル、「Adobe Flex Builder 2 with Charting」は749ドル。「Adobe Flex Data Services 2 Express」はCPU 1基で使えるフルプロダクションライセンス込みで無料、メンテナンスとサポート込みではCPU当たり2万ドル。

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