News Weekly Access Top10(2006年6月25日-7月1日)
Web2.0っていったい何だ?
先週のアクセストップは、mixiの「チェーン日記」に関する記事だった。記事タイトルに「Web2.0」という言葉を使ったが、ネット上では「この記事の内容とWeb2.0とは関係ない」という意見もあり、さまざまな議論を呼んだようだ。
Web2.0というキーワードは昨年末ごろから流行し始め、いつの間にか浸透してしまった。定義があまりにあいまいだったため、以前はできるだけ記事で使わないようにしていたのだが、今や一般紙を含めて特集記事が載り、毎日のように目にする時事用語に。ある雑誌などは企業をWeb1.0からWeb1.9までランク付けするなど、何でもありの様相を呈してきた(その雑誌によると、Googleは『エリート主義でユーザーを信頼していないからWeb2.0ではなくWeb1.9』らしい)。
言葉自体はなんとなく浸透したものの、定義はあいまいなまま。提唱したティム・オライリーもはっきりとは定義しておらず、それぞれの人がそれぞれの意味で使っているのが現状だ。
ただ、ネット業界には、みんなが何となく共有しているWeb2.0感、いわば“次の”Web感があるように感じる。それは、インターネットが初めて登場したときに感じた、ネットならでは理想郷――だれもが平等に情報発信・受信でき、世界の誰とでもつながることができる世界――だ。
mixiの記事で記者が「2.0的」――ネットが当初の理想に近づいてきた――と感じたのは「ネット発信のハードルが下がり、誰もが情報発信できるようになった」という点だ。これは歓迎すべきことだが、発信にある程度の知識が必要だった従来のシステムのままでは、どこかに大きな破たんが起きてしまいそうな危うさも感じる。
時代に合った教育やサービスのあり方を、誰かが考え直ねばならないのか、それとも“Web2.0的な仕組み”が自然に解決してくれるのか。Web2.0的な考えからいくと、ルールもユーザーの集合知で考える、という流れが自然に感じるが、さて。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「Claude」の“見えない透かし”、Anthropicが仕組みを説明 「完全な書き直しなら消える」
-
2
豪雨被害の千葉で「通れた道マップ」トヨタが公開 直近3時間の通行実績が分かる
-
3
河川監視のライブカメラ水没か――千葉豪雨、村田川の映像が水中に 「こんなの初めて見た」
-
4
「ほの暮しの庭」はホラーが苦手でも大丈夫! 怖さを上回る物語とスローライフの魅力をマンガ家が力説
-
5
千葉の「通れた道」、JARTIC地図で確認可能に トヨタやホンダなど5社のデータを集約
-
6
熊本「通れた道」マップ、トヨタが公開 ホンダも「通行実績情報マップ」
-
7
悪酔いにチェイサーは効果なし? 日本酒4合+水1Lを飲ませ二日酔い調査 大分大などが研究
-
8
LINE着せかえ「アイコンがデフォルトに戻る」問題、対応完了時期示さず クリエイターズは「審査に時間がかかっている」
-
9
千葉県の豪雨から一夜 2万軒超で停電続く 千葉市では2260人が避難
-
10
Sakana AI、新AIモデル「Namazu」発表 AIチャット「Sakana Chat」も公開
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR