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» 2006年07月07日 22時35分 公開

モバイルSuica、非利用者の不満は「手続きが面倒」

携帯が多機能化するにつれ、利用方法も少しずつ変わってきている。メールの時間が減り、Web閲覧などの時間が増えており、ワンセグも、対応端末ユーザーの6割が視聴している。

[ITmedia]

 イプシ・マーケティング研究所は7月6日、「携帯電話の利用に関する調査 (IV) 」の結果を発表した。5月25日から6月7日にかけて、携帯電話/PHSを利用するインターネットユーザーを対象に、同研究所サイトのウェブアンケートにより調査したもので、有効回答数は2114名。

携帯の利用割合で「メール」が前年度より減少

 同調査によれば、ケータイの1日の利用割合は、「メール」が約5割と最も多く、「通話」が約3割、「Web閲覧」が1.5割と続く。通話とメールの1日平均受・発信数は、それぞれ3.0回、9.3回となっており、同研究所が2002年より毎年実施している過去4回の調査と比較すると、通話は減少傾向が進み、メールは初めて前年度よりも若干減少したという。

 その分増えているのが、「Web閲覧」などその他の機能を利用する時間だ。Webを閲覧している時間は、第3世代ケータイユーザーでは平均2割と、それ以外の端末のユーザーのほぼ2倍となった。中でもauのWINユーザーの利用割合は2.3割と、Web閲覧の利用率が最も高かった。

 モバイルSuicaについては、ユーザー数は対応機種保有者の2割に満たない。モバイルSuicaユーザーのモバイルSuicaへの不満としては、「JRなど一部の交通機関でしか利用できない」が53.6パーセントと最多(2005年12月21日の記事参照)。そのほか35.7パーセントが「新たにクレジットカードを作りたくなかった」、25.0パーセントが「クレジットカードの申込が面倒」、25.0パーセントが「アプリを複数ダウンロードするのが面倒」と続く。特に10代では「面倒な手続きがなくなれば利用したい」が77.8%と抜きんでて高く、「モバイルSuicaの普及阻害の要因は、申込み段階での面倒くささが大きい」と推測している。

 一方、モバイルSuica非利用者のうち「条件が整えば利用したい」という回答の内訳は「面倒な手続きがなくなれば利用したい」に続き「決済時の個人確認が信頼できれば利用したい」「利用可能エリアが広がれば利用したい」「地下鉄・私鉄で利用開始されたら利用したい」「居住地域でサービスが始まれば利用したい」という回答が多かった。

ワンセグ端末ユーザーの6割が番組を視聴

 ワンセグについては、対応端末保有者が全体の2.6パーセントという結果で、実際に視聴しているのはそのうちの6割。視聴経験者の感想は「無料で視聴できるのがよい」が60.6パーセント、「思ったより映像がキレイ」が54.5パーセントと、おおむね好評だ。未利用者の今後の視聴意向は52.5パーセントで、特に男性と若年層で、ワンセグへの関心が高いという。

 ワンセグ端末に欲しい機能として多く挙がっていたのは、「番組表からの検索」「その場で録画」など。また、女性と若年層中心に「マナーモード時の自動字幕表示」、50代以上の世代には「災害時の自動テレビ起動」を挙げたユーザーが多かった。

 なお同レポートは同研究所サイトで購入可能。報告書印刷版とCD-ROMのセットで提供され、価格は5万7750円。

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