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USEN、ギャガを100%子会社化へ

» 2006年07月14日 20時42分 公開
[ITmedia]

 USENは7月14日、グループの映画配給会社、ギャガ・コミュニケーションズを9月下旬をめどに100%子会社化すると発表した。ギャガは現在、大証ヘラクレスに上場しており、100%子会社化後は上場廃止となる。

 ギャガは同日付けで有価証券報告書を訂正し、大証は「虚偽記載に該当する」として同日からギャガを監理ポストに割り当てた。USENはギャガ株式の60.7%を保有しており、監理ポスト入りをきっかけに完全子会社化を決断したと見られる。

 株式交換方式で行う。交換比率は検討中だが、7月14日を評価基準日して決める見込み。同日の終値はUSENが1226円、ギャガが270円。

 ギャガは1月からUSEN傘下に入り、経営再建を目指してきたが、同日発表した、2005年9月〜2006年5月期の連結業績は4億2100万円の営業赤字。「映画事業は好不調の振れ幅が大きい」などとし、安定した資金調達力や経営基盤の確立が必要としている。

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