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ウイルス対策ソフトの更新、多数が先延ばしに――米調査

» 2006年07月18日 08時27分 公開
[ITmedia]

 ウイルス対策ソフトは使っていても、更新を先延ばしにしてマルウェアに感染したことがあるユーザーが多いことが、セキュリティソフトメーカーESETが調査会社のHarris Interactiveに委託して実施した調査で明らかになった。

 調査は米国の18歳以上のユーザー2079人を対象にオンラインで実施した。それによると、自分のコンピュータにウイルス対策ソフトを導入しているユーザーは88%に上ったが、そのうちの65%はソフトのアップデートを先送りしたことがあると回答。ウイルス対策ソフトを使っているのにマルウェアの影響を受けたことがあると答えたのは42%に上った。

 アップデートしなかった主な理由は、「自分がコンピュータでやっている作業の邪魔になり過ぎた」(38%)、「待っても問題ないと思った」(32%)、「時間がかかり過ぎると思った」(27%)、「アップデートの仕方が分からなかった」(14%)の順だった。

 この結果について発表資料では「ほかのアプリケーションの邪魔にならずに簡単にアップデートできるソフトをウイルス対策ソフト業界が提供しておらず、コンシューマーを失望させていることを物語るもの」と指摘している。

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