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メタリカが米iTMSに登場、未発表曲も投入

» 2006年07月26日 12時33分 公開
[ITmedia]

 米国のヘビーメタルバンド、メタリカがiTunes Music Store(iTMS)での配信を開始したと7月25日、発表した。メタリカは初期のNapsterなどファイル交換サイトに強く抗議していたことで知られているが、最近ではMP3での楽曲無料ダウンロードを行うなど、デジタル音楽配信に理解を示している。

metallica iTMSのMetallica特設ページ

 メタリカの公式サイトでは、ここ1年あまりメタリカのファンがiTunes Music Storeなどを使うことが多くなってきたことに対応するためだと説明。これまでアルバム単位でのオンライン販売、ライブコンサートのダウンロードはここ2、3年に実施してきたが、個別の楽曲を販売するのはiTMSが初めて。

 販売される12枚のアルバムのうち、初期の4枚には未発表のライブ音源(シアトルでの1989年のライブ)がボーナストラックとして収録されている。「このアルバムにはもともと8〜9曲しか収録していないため」とバンドは説明している。

 メタリカはiTMSでの販売を全世界に広げたい意向だが、「米国とカナダ以外のレコード会社は残念なことに、現時点ではまだプレイボールしてくれない。それでも北米のファンを待たせたくはないので、海外のレコード会社はほうっておいて進めることにした」とコメント。「iMetallicaを楽しんでくれ」と結んでいる。

 メタリカのライブ音源ダウンロードはMP3、FLACの両形式で実施しており、一部のコンテンツは無料でダウンロードできる。8月12日にサマーソニックで行われるメタリカの東京ライブ音源が、MP3形式9.95ドル、FLAC形式12.95ドルで予約可能となっている。

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