音楽大手のEMI Groupは7月27日、Warner Music Groupの買収を断念すると発表した。
両社の間では今年5月以降、EMIがWarner Musicを買収する提案を2度にわたって提示。これに対してWarner Music側も2度にわたり、EMI買収の対抗提案を持ち掛けていた。
EMIは6月23日の提案で、1株31ドルという買収金額をWarner Musicに提示したが、Warner Music側に退けられた。
音楽業界の再編をめぐっては、ソニーとBMGの合併を認めた欧州委員会の決定が、欧州第一審裁判所で覆されている。
こうした動きもあってEMI取締役会では、当面はWarner Musicとの合併を追求しない方針を決めた。今後何か新しい動きがあれば、この方針は見直すとしている。
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