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JFK暗殺の真相解明?――スパムメールにご用心

» 2006年08月09日 07時09分 公開
[ITmedia]

 セキュリティ企業の英Sophosが、新手のスパムメールへの注意を呼び掛けた。これによると、このスパムメールの差し出し人は「不治の病を患う元KGBエージェント」を名乗り、1963年の米大統領J・F・ケネディ氏の暗殺に関する秘密情報へのアクセスを、メール受信者に提供すると書く。Sophosでは、このスパムメールはその「JFK秘密情報へのアクセス」と引き換えに、個人情報を受け取ることを狙ったもの、と見ている。

 このメールの差し出し人は、機密解除されたCIAの文書や、旧KGBのファイル、非公開の事件関係者インタビューといった重要情報を握っている、と主張。メール受信人に対し、「この情報を使えば、本も出せるしラジオにも出演できる、有名になれるよ」などと呼び掛ける。

 こうした電子メール詐欺は419詐欺と呼ばれるもので、ほかにも「迫害を受けている元ナイジェリア元首の未亡人」、「虐殺されたネパール王家の知人」、「スペースステーション“ミール”に取り残されたアフリカ人宇宙飛行士」をかたる人物からのメールなどがある。

 Sophosでは企業向けの対策として、こうした電子メールやウイルス、スパイウェア防止のため、ウイルスプロテクションのアップデートなどを推奨している。

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