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「Wi-Fi共有」「DRM」――Zuneインサイダーが明かす新機能

» 2006年09月15日 09時59分 公開
[ITmedia]

 MicrosoftのiPod対抗音楽デバイスZuneの公式ブログである「Zune Insider Blog」は、接続機能などに関する情報を幾つか明らかにした。

 Zune to Zuneと呼ばれる、Wi-Fi接続を使った楽曲貸し出し機能について、同ブログでは「何のファイルを送るかは確認できないため、すべてをDRMにラップして送る」と説明している。つまり、著作権保護された楽曲でも、されていない楽曲でも、すべて3日間、3回のみという制限を受けることになる。

※その後、Zune Insider Blogは「ブログに間違いを書いてしまった」として修正のエントリーを追加している。新しい説明によれば、3日以内、3回の制限を超えると、そのZuneデバイスでは再生できなくなるだけで、メタデータなどは残る。楽曲のDRMそのものに変更を加えるわけではなく、その制限はZuneデバイス固有の機能であるという。

photo Wi-Fi接続でデータを転送できる

 「自作の曲を彼女にプレゼントするときはどうなる?」という質問に対する回答で明らかになったもので、「3日後に、彼女は会いに来てくれるだろう」と同ブログでは答えている。

 このWi-Fi共有については、「Xboxはイーサネットが最初からついていたが、Xbox Liveは1年後に立ち上がった。ワイヤレス共有も最初のステップで、すべてのデバイスにWi-Fiを付加することで、将来の拡張を可能にしている」と将来は別のサービスを追加することを示唆している。

 ZuneとXbox 360の接続については、USBケーブルでつなぎ、音楽、写真、ビデオを再生することが可能としている。また、Media Center Edition 2005 PCではZune Marketplaceにアクセスし、ダウンロードした楽曲を再生できる。

 Xbox LiveのポイントはZuneに転送可能だ。同じMicrosoft Pointsパスポートを利用しているためだという。

 既存のライブラリから読み込み可能なWMAのファイルはDRM保護されていないものに限定されていることにも触れた。Windows DRMを使ったPlaysForSureのファイルが再生可能かどうかは現時点では不明。

 iTunes Storeに相当するZune Marketplaceは、Windows Media Playerとは別のソフトウェアになるという。

 このほか、同ブログではZuneを操作している動画を掲載している

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