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ハードCEOも承認していた?――HP、情報漏えい問題で会見

» 2006年09月22日 05時57分 公開
[ITmedia]

 米Hewlett-Packard(HP)を揺るがしている情報漏えい問題が、新たな局面を迎えている。9月21日付のWashinton Postが、辞任を発表したパトリシア・ダン会長の送信した電子メール20通以上を入手。その中の1通に、ダン会長辞任後会長職を兼任するマーク・ハードCEOが、一連のHPによる違法捜査を承認していたことを示す文面があったと報道したためだ。

 同紙によれば、HPは情報をリークした社内の人物を特定する目的で架空の社員を作り出し、その架空社員経由で、ある報道記者に接触、機密情報に見せ掛けた偽情報を流した。

 また21日付のBloombergによると、事件捜査にあたってきた米カリフォルニア州のビル・ロッキャー検事総長は、「HPが事件捜査への協力を打ち切った」と語っている。

 HPは9月21日、22日の午後に情報漏えい問題についての記者会見を行うと発表した。

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