16億5000万ドルで「YouTube」を買収したGoogle。一方で、YouTubeのライバルともいえる映像サービス「Google Video」も自身で運営している。「どうしてYouTubeといっしょになったか?」について、Google日本法人がコメントした。
企業名 | 時期 |
---|---|
YouTube | 2006/10/9 |
Neven Vision | 2006/8/15 |
@Last Software | 2006/3/14 |
Writely | 2006/3/10 |
Measure Map | 2006/3/10 |
dMarc Broadcasting | 2006/3/10 |
Android | 2005/8 |
Reqwireless | 2006/1 |
Akwan Information | 2005/7 |
Dodgeball | 2005/5 |
Urchin Software | 2005/5 |
Zipdash | 2004/12 |
Where 2 Technologies | 2004/10 |
Keyhole | 2004/10 |
Picasa | 2004/7 |
「Google VideoがしようとしていることとYouTubeがしようとしていることは重なる部分がある。両者とも技術的なことや法律的な部分などを研究し、チャレンジしている。同じこと、新しいことをしようとしている人たちが両方の会社にいる。方向がいっしょならば、いっしょにやればいいじゃないということになった」(グーグル広報)
「ビジネスモデルの質問を受けることが多いが、今のところGoogleはGoogle、YouTubeはYouTubeとして、別のものとしてやっていく。しかしどこかでシンクロできるようにしていきたい。収益をどうしていくかは白紙の状態。Googleが持っている検索連動広告を出すことでユーザーにメリットがあれば考えていく」
これまでGoogleが買収した企業は、オンラインワープロの「Writely」、画像管理ソフトウェアの「Picasa」、衛星写真技術を持つ「Keyhole」など自社のサービスを補完する技術を持った企業が多い。一方YouTubeは、Googleの自社サービスと重なる部分が大きいが、「Google Videoは重要なサービス。放棄することは絶対にない」と否定している(10月10日の記事参照)。
なおGoogle Video、YouTube共に日本からのアクセスは多いものの、日本版は未提供。「日本については、これから話し合っていくというのが現状」だとした。
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