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BTがスパム対策――スパムを自動診断、報告するシステム導入

» 2006年10月14日 07時31分 公開
[ITmedia]

 英通信大手のBritish Telecommunications(BT)は10月12日、BTネットワーク内に潜伏するスパムメール送信者やボットに感染したPCを自動的に発見、追跡するシステムを導入したと発表した。

 BTによると、インターネット上でやり取りされるメールの80%(1日当たり650万通に相当)はスパムだという。スパムメールはプロが送信するだけでなく、本人の知らない間に感染、ボットとなり、攻撃元の指令どおりにスパムメールを配信する「ボットネット」によるものが多い。

 BTはスパム対策として、StreamShield Networksの「Content Forensics」を導入。1日数百万通のメールをスキャンし、スパム問題がどこで発生しているかの詳細な報告書を適時受け取れるようにした。

 スパムメール送信者が発覚すれば、即座に利用アカウントを停止し、IPアドレスをブラックリストに載せるという厳しい措置を取るという。また顧客のPCがボットに感染していた場合、その事実を報告し、ウイルスの除去を支援する。

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