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指でも光ペンでも操作可能な液晶パネル、東芝松下ディスプレイが開発

» 2006年10月17日 21時35分 公開
[ITmedia]

 東芝松下ディスプレイは10月17日、光ペンと指の両方で画面から操作できる低温ポリシリコンTFT液晶ディスプレイを開発したと発表した。

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 2.8インチ(400×240ピクセル)サイズのカラー液晶ディスプレイ。光ペンを使った手書き入力と、指によるタッチパネル入力を切り替えられる。

 システム・オン・グラス(SOG)技術により、光センサーと信号処理機能をガラス基板上に作り込んでいるため、従来のタッチパネルのように別部品を組み合わせる必要がなく、小型化が求められるモバイル機器に適しているという。

 同社はSOG技術を使い、画面から直接画像を取り込むスキャナ機能を持った「インプット・ディスプレイ」を2003年に開発。2004年にはタッチパネル付き、2005年には光ペン入力機能付きのインプット・ディスプレイを開発してきた。新ディスプレイは、従来技術を発展させて多機能化した。

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