ITmedia NEWS > 企業・業界動向 >

SAP、ソフトウェア収入が好調で増収増益

» 2006年10月20日 07時06分 公開
[ITmedia]

 独SAPが10月19日に発表した第3四半期(7〜9月期)決算は、売上高は前年同期比11%増の22億4500万ユーロ、純利益も同16%増の3億8800万ユーロ(1株当たり1.27ユーロ)となった。

 ソフトウェア収入は6億9100万ユーロで、前年同期比17%の増加。北米で同19%、EMEA(欧州・中東・アフリカ)地域で同14%、アジア太平洋地域で同22%と、全ての地域で2けたの伸びを見せている。日本での伸びも51%と好調。

 SAPによると、中核エンタープライズアプリケーション市場における同社のシェアは第3四半期末時点で22.6%。同社に続く市場2位のベンダーのシェアの2倍以上だという。

 「為替影響を排除すると、ソフトウェア収入は11四半期連続の2けた成長」とヘニング・カガーマンCEO。SAPの成長戦略が功を奏しているとし、「競合他社の(SAPの戦略を批判する)主張を覆すものだ」とコメントした。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.